障がい者の選挙での投票行動とは?参院選から読み解く

2019年7月25日

たまたま眠れなくて、考えていた構想「障がい者 参院選」とグーグルで調べてみました。なにやら、配慮的な記事が多く、しかも新聞社が発表していたり、共産党がガンガン攻めていたり、「本質とちょっと違うなー」と感じましたので、3000文字くらいなら打てるだろうと考え、記事を書こうと思いました。障がい者と参院選の関係を書いていきます。

本質とは何か、この記事では、原因があって結果としてこうなっているという、オーソドックスな書き方をしますが、結論ははじめに持ってきます(重要なことなので)。

障がい者の半数くらいは公明党に投票している

メディアも無視していたのでしょうか?それとも、本当に知らなかったのでしょうか?そこは謎ですが、障がい者の半数くらいは公明党に投票します。これだけは事実です。どの選挙でも同じです。参院選だけ特別なのではありません。

支持政党のおおよその率

  • 自民党・30%くらい
  • 公明党・5%くらい
  • 共産党・4%くらい

他の政党は省きました、あまり関係がないからです。

障がい者の半数が公明党に投票しているのに5%なのですか?これには、裏ロジックが隠されています。

障がい者の投票する公明党は支持政党ではない

これは、比例代表の名簿人数を見れば一目瞭然です。4%の共産党の3倍近い候補者を名簿に載せているのが公明党です。支持政党ではないが、公明党に投票しているのです。その数は、推定で200万人くらい、結構なボリュームと言えるのではないでしょうか?

そもそも、支持政党でもない公明党になぜにこんなにも多くの障がい者が投票しに来るのでしょうか?次項で詳しく説明します。

野に下ってから方針転換した公明党

民主党政権時代、公明党は自民党に切られないように、地盤を固めることに注力します。自民党は「経済を発展させる」だけで票が取れますが、公明党も売りが必要になりました。目をつけたところがありました。

急増する発達障害を票田にしようとした

この政策は、後に「障がい者と言えば、公明党」と言わしめるものになります。発達障害は最新の精神障がいで、これより新しい障害区分はありません。発達障害を守るために必要なことは、たくさんあります。発達障害は気に例えるならば、葉っぱの部分です。葉っぱだけに栄養を与えようとしてもうまくいきません。精神障がい者の幹の部分は、てんかんであり、統合失調症なわけなのです。うつや双極性障害、パニック障害とたくさんの部位に分かれています。

公明党の成功の秘訣、それは木ごと、いや森ごと票田にしようとしたのです。精神障がい者から始まった運動は、知的障がい者、身体障がい者を巻き込み、票田にすることに成功しました。

朝日新聞が最新の参院選の事前予想を発表しました。そこに書かれていたのは、与党で改選非改選合わせて2/3微妙、改選では過半数維持。と、やや控えめな書き方がしてありました。これはいったい何を指しているのでしょうか?

反自民党なのに公明党に投票した障がい者

与党に投票しているから、何も言われる筋合いはなさそうですが、基本的に障がい者は反自民党です。なぜか?障がい者に配慮している政策を立案しているのは、あくまで公明党だと知っているから、なのです。

経済最優先であるならば、障がい者雇用なんて後回しにされてしまいます。憲法改正が参院選の争点ならば、人権はどうなるの?と、不安になる障がい者も少なくありません。自民党は「はっきり」と支持しないが、福祉重視の政策をとっている公明党は支持する。そして、障がい者が生きやすい世の中にしてくれる「与党」を支持する、といった微妙なジレンマを抱えた選挙になっています。

障がい者政策における公明党の功績

様々なところで語られますが、雇用でよく登場します。障がい者の法定雇用率に「精神障がい者」を算入可能にした。自民党単独政権だったら、やっていないかもしれません。そして、障がい者全体で働きやすい環境にしていこうとの機運が高まった。

そもそも、ヘルプマーク導入などで障がい者に暮らしやすい社会にできたのは、大きな功績でしょう。経済最優先の自民党がこれをしたかどうかは、定かではありません。障害年金などでも受け取りやすいシステムが構築されつつあります。

さてここまで書いて、何か疑問が浮かんできませんか?ピンと来た方は、鋭いですね!

なぜ自民党と公明党は連立を組んでいるのか?

見出しを書いておきましたが、分かる人っているんでしょうか?むかし、サンデージャポンという番組で、杉村さんと竹田さんが同じようなことを言っていました。「自民党と公明党はお互いのために分かれるべきだ!」や「公明党は民主党と連立した方がいいのでは?」など、なんで政策が全然違うのに一緒にいるのでしょうか?

推測:自民党が公明党を手放してしまうと、大敗する可能性があるため。

公明党は、個別の票田を持っています。福祉関係者と創価学会です。この二つを一気に手放すのはしないかな?とも考えます。いきなり敵になるわけなので、かなり都合が悪いと想像できます。

障がい者の参院選など選挙の投票行動(予測)

障がい者って予備軍も併せて500万人くらいはいそうですが、参院選などの選挙ではどのような投票行動をするのでしょうか?

共産党は大苦戦

いかにも、福祉政策に強そうな共産党ではありますが、公約が変なので実際の投票行動に結びついていません。どこが変なのか?「弱者にやさしい社会を」とか言っていますが、誰が弱者なんですか?障がい者は弱者カテゴリーなのですか?という疑問が浮かびます。勝手に弱者カテゴリーにぶち込むような政党には投票しません。

まだあります、「8時間働けばまともに暮らしていける社会を」8時間働くのは誰ですか?私は倉庫で3時間しか働いていませんよ!3時間しか働いていないとまともな暮らしはできないのでしょうか?ちょっと謎です。

こんな風に、的外れな公約をしまくっているので、共産党は障がい者の投票行動からすると大苦戦しています。(ベーシックインカムなどの政策を叫べば、もっと票が入りそうだとも思います。)

公明党は草の根作戦で大成功

公明党は障がい者からどのくらい票を取っているのでしょうか?

棄権分が4割としてその半分、約200万票はもらっていますね(比例代表です)。障がい者政策にも熱がますますこもりますね。福祉の政党「公明党」ブランドがしっかりと根付いた結果とも言えます。大成功の党のプランでしょう。そこは、大いに評価したいと思います。

しかし、実はこれには裏付けがありません。データとしてとれないのです。ただし、ツイッターなどではこのような議論が盛んにされています。もし、興味のある方はマクロミルなどで裏付けされた方がいいと考えます。

他の党は、よくわかりません。自民党ですら、「障がい者にこんな政策を打ち出したよ!」というのを聞いたことがありません。で、先ほど朝日新聞の2019参院選の情勢覚えてますか?改選で過半数は確実でしたよね?

2019参院選 与党快勝も改憲には疑問符

あれだけ「憲法改正、憲法改正!」と叫びまくっていた自民党ですが、今回の選挙では「憲法改正」の議論はしなさそうです。維新の会の松井さんが言っていましたが、「憲法は国民のもので、国民が決めるべきであり政治家が決めるものではない、政治家は発議しかできない」とか、そんなことを言っていました。改憲議論、国民投票の事前データがあることはあります。賛成32%、反対66% きれいな数字だと思います。否決されるのを見越して、論点から外したのでしょうか?

障がい者も与党に投票していることをわかってほしい(まとめ)

かなり、差別的な言動で障がい者を侮辱する自民党支持者がまれにいます。しかし、障がい者もあなた方と同じ、「与党」に投票しているのです。いろんな意見がありますが、「政権与党が国策としてきめたこと」なのです。我々は、暮らしやすい政党に投票する権利を持っています。そして、与党の勝利に大きく貢献しています。

それでもとやかく言うのなら、ただのイジメです。人権侵害です。それは、避けてほしいものなのです。同じ日本で暮らす仲間として、いい社会をともに作っていきたいと思います。